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室蘭ゴルフ倶楽部「白鳥コース」
名匠、井上誠一が創る自然美の結晶

ゴルフコース設計の名匠
井上 誠一

1908年~1981年。
東京都出身のゴルフ場設計家。東京ゴルフ倶楽部朝霞コース設計のため来日した芙国の設計家、チャールズ・H・アリソンに接したことで設計家の道に入る。
日本を代表する設計家で「大洗ゴルフ倶楽部」(茨城県)「龍ケ崎カントリー倶楽部」(茨城県)など数多くの名コースを造った。
その土地の自然を生かした美しく、そしてあらゆるレベルのゴルファーが楽しめる戦略性の高さを持ったコースを造り出す名匠。

  • 「未開発の山野の自然を可能な限り残して、美しいコースを造る」

    造成地にじっと佇み、自然の声に耳を傾けることが、最初に井上のやることだった。
    造成が始まると、度々訪れて、双眼鏡をのぞいて、図面上にない樹木があったりすると、
    現場作業責任者に「切りなさるなよ」と釘をさすのが常だった。

  • またオーナーの一存で設計にない人工物など配すると、取り除かさせた。
    それでもいうことをきかないと、二度とそのコースヘは足を踏み入れなかったという。
    自然の景観をこわしたくなかったのである。
    どんなに自然を守るといっても、ゴルフコースは大地を刻む行為なのだから、人工物など
    もってのほか、というわけである。

  • そして日本独自の造成観も持っていた。
    例にとると、日本は年間降雨量1000ミリの雨の多い国。
    だから、池とグリーンを離してなお美しい景観を現出するには、どうしたらいいかという
    方法をあみだしてもいる。
    日本の自然の美にこだわった人だった。

設計のためのスケッチ

井上誠一氏は、ゴルフコース設計のためにイメージスケッチを描いていた。
このスケッチを見ると、各コースの地形を考慮し構成していることがわかる。